「鍵を持ち歩くのが面倒」「鍵をよく紛失してしまう」「防犯性を高めたい」そんな悩みを解決してくれるのが、キーレス玄関錠です。キーレス玄関錠は、鍵を使わずに、暗証番号やICカード、指紋認証などで玄関ドアを施錠・解錠できるシステムです。ここでは、キーレス玄関錠の種類、費用相場、メリット・デメリット、そして選び方について詳しく解説します。まず、キーレス玄関錠には、大きく分けて「電気錠」「電子錠」「機械式」の3種類があります。「電気錠」は、電気の力で鍵を施錠・解錠するタイプで、リモコンやカードキー、暗証番号などで操作できます。配線工事が必要な場合と、不要な場合があります。「電子錠」は、電池の力で鍵を施錠・解錠するタイプで、電気錠と同様に、リモコンやカードキー、暗証番号などで操作できます。配線工事が不要なため、比較的簡単に設置できます。「機械式」は、電気や電池を使わず、物理的な仕組みで鍵を施錠・解錠するタイプです。テンキー式や、レバーハンドル式などがあります。キーレス玄関錠の費用相場は、種類や機能、設置工事の有無などによって大きく異なります。一般的には、数万円から数十万円程度です。電気錠や電子錠は、製品自体の価格が高く、配線工事が必要な場合は、さらに工事費用がかかります。機械式は、製品自体の価格は比較的安価ですが、設置工事が必要な場合があります。キーレス玄関錠のメリットとしては、鍵を持ち歩く必要がないこと、鍵の紛失リスクがないこと、オートロック機能で鍵の閉め忘れを防げること、防犯性が高いことなどが挙げられます。一方、デメリットとしては、停電時や電池切れの際に使用できなくなる可能性があること、暗証番号を忘れたり、ICカードを紛失したりすると解錠できなくなること、製品によっては設置できないドアがあることなどが挙げられます。キーレス玄関錠を選ぶ際は、これらのメリット・デメリットを比較検討し、自分のライフスタイルや住環境、予算などに合わせて、最適な製品を選びましょう。